第43回馬関まつり中止決定のお知らせ
概要
令和2年(2020)8月22日、23日に開催を予定しておりました「第43回馬関まつり」につきまして、下記の理由により中止の決定を致しました。
推進協議会と致しましては、下関市や関係者等と万全の安全対策等を検討するなどして、何とか開催できるよう協議して参りましたが、全国に「緊急事態宣言」が出され、山口県内の累計感染者が37例(5月15日現在)となる中、大変残念ではありますが馬関まつりの開催は困難であると判断致しました。
予定されていた開催内容
【各会場の主なイベント:昨年の内容】
- シーモールエキマチ広場…ステージイベント
- JCパーク…市民による出店、ステージイベント
- アミューズメントエリア…小学生〜高校生によるチャリティー出店
- ウォーターエリア…シャボン玉おじさんなど
- 豊前田フードリンク広場…飲食ブース、バンド・ヒップホップ
- 愛の広場…障害体験コーナーやバザー(ボランティア団体・福祉施設)など
- 唐戸商店街広場…唐戸ビアストリート、和太鼓競演など
- カモンワーフ…チャリティバザー、浴衣で OYABAKA 撮影会など
【全体イベント:昨年の内容】
- 平家踊総踊り大会…32団体、約4,000人が参加
- 朝鮮通信使行列再現…釜山・下関ふれあいステージ、朝鮮通信使衣装・おもてなし料理 模型の展示
- 関門よさこい大会…102チーム、1,600人の踊り子が県内外から参加
中止の背景
- 新型コロナウイルスの感染拡大
- 緊急事態宣言の発令(4月16日に全国を対象)に伴う外出自粛要請、施設利用の制限
中止の理由
- 大会開催により、来場時の移動及び会場において過密な状況がつくられる事によって感染リスクが生じること。
- 準備過程において必要な各種会議会合、打ち合わせ等において過密な状況がつくられることによって感染リスクが生じること。
- 緊急事態宣言が解除(5月14日に)されたが、今後の感染状況のリスクを払拭できないこと。
- 緊急事態宣言解除後の感染拡大予防ガイドラインを踏まえた結果、通常開催は困難であると判断したこと。
開催延期が困難な理由
- 馬関まつりは昭和49年に「歌と踊りとみんなの夜市」として始まったものであり、その本質は『市民の夏祭り』であることから、時期をずらしての開催は趣旨とは異なるため。
- 現状先行きが不透明な中で会場の手配や出店者、関係者等への負担も鑑みて困難と判断した。
馬関まつりの歴史と概要
馬関まつりは高度経済成長期が終わり、戦後初の実質成長率マイナスを記録した昭和49年、まちの活 性化の為に「歌と踊りとみんなの夜市 」として誕生しました。
第4回「歌と踊りとみんなの夜市」は「市制 88周年記念祝賀市民祭 」として開催され、「市民祭」として広く市民に認知されました。翌年には市民公募により「馬関まつり」と命名され、昭和53年に第1回を開催ここから「馬関まつり」としてあらたな「市民祭」の歴史が始まりました。
実行委員会組織
馬関まつり推進協議会は一般社団法人下関青年会議所が主体となり、商工会議所・まつり参画団体・行政等官民一体で組織された団体。
まつりの開催による、下関市の商工業の振興と、地域のコミュニティの推進による地域活性化を図ることを目的に設立。
主にまつり行事の開催、まつり関係団体との連絡調整、その他まつりの推進に必要と認める事業を展開。
主催者コメント
馬関まつりは、市民総参加・市民のふれあいをコンセプトとしていることから、大変多くの方々による御協力や準備を経て開催されております。
そのような準備期間に加え、当日を楽しみに御参加いただく方々の広域に及ぶ移動や、各会場での混雑する状況下など全てにおいて、感染対策が完備され難い観点から、皆様方の安全を第一に考えた末、開催中止の判断をさせていただきました。
新型コロナウイルス感染症が一日も早く終息されますよう、私たちも皆様と一緒になって感染拡大防止に努めると共に、来年は盛大に開催されることを切に願っております。
馬関まつり推進協議会 会長 加藤寛樹
(一般社団法人下関青年会議所 第67代理事長)
この度、誠に残念ではありますが、第43回馬関まつりを新型コロナウイルスの感染拡大による、来場者、関係者の皆様の安心安全を最優先に考えた結果、中止することに決定いたしました。
コロナ禍の状況だからこそ、馬関まつりを開催することで下関市に活気をもたらしたいと思い、なんとか開催できるように関係各所と協議を行ってまいりましたが、断念せざる得 なくなりました。
ですが、来年に向け気持ちを切り替えて市民の皆様のご期待に沿えるよう、そして楽しんでいただける馬関まつりを模索していこうと思います。
松井玄耳
(一般社団法人下関青年会議所 馬関まつり実行委員会 委員長)
協賛頂いた皆様のTVCM・動画を紹介します。